暖花
「基本的には、夏休みの間をどう過ごすか、みたいな感じだよねぇ」
雪音
「うん……最初に、おねえちゃんか雪音どっちが世話役として住み込むか、決めるの……」
暖花
「そんでまぁ、その時その時で、ここはどうする、どう答える、どこに行く、みたいな感じで選択肢を選んでくんだよねぇ?」
雪音
「うん……それでいろんなことが起こったり起こらなかったりするの……」
暖花
「あとはその選択であたしらとかがどう思うか、みたいなのも変わるんだよねぇ」
雪音
「炊飯器……」
暖花
「で、えーと、水泳部に所属している主人公……なんか主人公ってゆうの他人行儀でイヤだねぇ。睦未でいいや睦未で。えっと睦未は、平日の昼間は基本的に部活動があるから学校に行ってるわけだ」
雪音
「その間雪音たちはおるすばんです……」
暖花
「しかし睦未は学校でなにしてんだろねぇ」
雪音
「……部活してるんじゃないのかな……」
暖花
「部活だけしてりゃいいけどさぁ、ほら、なんつーの、余計なこととかしてそうじゃん睦未は」
雪音
「余計なことって……なにかな……」
暖花
「ほら、部屋で雪音が待ってるってのに、校舎をうろうろしたりとかさぁ」
雪音
「睦未ちゃん……寄り道するの好きだもんね……」
暖花
「さっさと帰って来いっつーの。こっちゃ待ってるんだからさぁ」
雪音
「そうだよね……おねえちゃんも早く睦未ちゃんに帰ってきてほしいもんね……」
暖花
「いやっ、そーゆー意味じゃなくてっ」
雪音
「むぎゅ……だって、ひとりでおるすばんしてるの、さみしいよ……」
暖花
「いや、まぁ、雪音はそうだろうけど……」
雪音
「……おねえちゃんは、睦未ちゃんに早く帰ってきてほしくないの……?」
暖花
「そりゃ早く帰ってきて欲しいけどさぁ……いやっ、その、アレだ、夕飯の仕込みとかそういうのの時間調整とかいう意味合いでね?」
雪音
「おねえちゃん、汗かいてる……」
暖花
「ええい話を先に進めるぞっ! えーと、そんで選択肢によって話が分岐して、それぞれの結末にたどり着くわけだ」
雪音
「……その中には、当然おねえちゃんと雪音以外との結末もあるんだよね……?」
暖花
「そりゃ、当然あるよねぇ。あたしらだけが出てくるわけじゃないし」
雪音
「睦未ちゃんと……他の人の……」
暖花
「……」
雪音
「むぎゅ……」
暖花
でもさっ、ほら、あたしらが一番出番多いわけだし。なんたって部屋にいるときはずっと一緒だぁ」
雪音
「うん……寝るのも睦未ちゃんといっしょだもんね……」
暖花
「そうそう、いっしょに寝起きしてりゃ、その、まぁ、いろいろ……ある……わけよぅ」
雪音
「いろいろって……むぎゅむぎゅ?」
暖花
「なに? むぎゅむぎゅって」
雪音
「……せっくす」
暖花
「わーっ! そーゆーことは黙ってるもんなの雪音ぇーっ!」
雪音
「ごめんなさい……」
暖花
「とにかくっ! いろいろあるんだよぅいろいろっ。もーこの話以上! つぎつぎっ!」
雪音
「むぎゅ……電子レンジ……」
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